
札幌での生活から離れ、気候がまったく異なる沖縄でのんびりと暮らしたいと考える方は少なくありません。しかし、札幌から沖縄移住は人生の一大決断であり、さらに結婚を視野に入れた場合、その影響はさらに大きくなります。特に「沖縄で理想のパートナーと出会えるのか」「札幌と沖縄では結婚観が違うのか」など、不安を感じる方も多いでしょう。
そこで、沖縄移住を考えている方に向けて、移住後の婚活や結婚生活のポイントを詳しく解説します。
札幌から沖縄移住 結婚観と生活の違い

札幌と沖縄は気候は当然ながら、食事や伝統文化、経済面や人間関係についても違いがあります。
生活環境の違い

住環境は大きく異なっており、事前に情報を整理しギャップをなるべく小さくしておく事をおすすめします。
札幌の特徴
お仕事:医療・IT・教育・製造業など多様。道内最大の雇用都市。公務員・教育職も多い。
交通機関:地下鉄・バス・JRが充実。車がなくても生活可能。
人柄:丁寧で礼儀正しいが、やや控えめな傾向。都会的で合理的な人が多い。
快晴率:約35〜40%。冬は雪の日が多いが、夏はカラッと晴れる日が多い。
沖縄の特徴
お仕事:観光・サービス業が中心。求人数は多いが正社員比率が低め。全国平均より非正規率が高い。
交通機関:那覇市内はバス・モノレールが充実しているが、那覇意外は車必須のライフスタイルとなる。
人柄:おおらかでフレンドリー。移住者にも親切。時間にルーズな面もある(「ウチナータイム」)。
快晴率:約17〜20%と低め。曇りや雨が多く、湿度が高い。台風の影響もあり。
また、沖縄には6月から10月にかけて台風が襲来します。1991〜2020年の統計によると、1年間の台風の接近数平年値は7.7個です。対して、本土の台風の接近数平均値は、5.8個です。 実際に上陸し被害をもたらすのは沖縄で平均値0.6〜2.2個、本土は平均値は0.4〜1.9個でした。沖縄から逸れて通過する事も多いため、実は本格的な強風に見舞われる確率は本土と大きな差はありません。また沖縄県民は台風対策に慣れているため被害も比較的抑えられているとのデータも存在します。
札幌と沖縄の結婚観の違い

前置きをさせていただくと結婚観は、人それぞれ全く異なるためあくまで「こういう人多いかも」という特徴を記載しています。自身の想いと整理しながら確認してみてください。
札幌の結婚観
- 結婚観:比較的個人主義で「夫婦=独立した二人の関係」と捉える傾向。結婚式もシンプルで、家同士の結びつきは控えめ。
- お金の価値観:生活は各家庭単位。共働きが前提で、収支は明確に分ける夫婦も多い。堅実な金銭管理を重視する傾向。
- 夫婦観:男女平等意識が高く、家事・育児の分担は比較的進んでいる。共働き夫婦が一般的。
- 親の干渉:距離を大切にする傾向。結婚しても「親は親、夫婦は夫婦」という考えが強く、干渉は比較的少ない。
- 子育て:教育熱心な家庭も多く、習い事や進学に力を入れる傾向。自主性を重んじる育て方が主流。
沖縄の結婚観
- 結婚観:結婚は「家」と「親族」を重視する傾向があり、家族ぐるみの関係になることが多い。結婚=人生の節目として盛大に祝う文化。
- お金の価値観:親世代との同居や援助がある場合も多く、お金は「家族みんなで使う」感覚が根強い。冠婚葬祭にもお金をかける。
- 夫婦観:男性が外で働き、女性が家庭を守るという意識が残る一方で、若年層には共働き志向も増加中。
- 親の干渉:親や親戚との関係が密接で、結婚・出産・住まい選びに強く関わることも多い。親との同居・近居を求められる場合も。
- 子育て:地域ぐるみで子どもを見守る文化が残る。祖父母の協力も得やすい反面、育児方針のズレが生じることも。
共通点
- 結婚観:若い世代を中心に「恋愛結婚」が主流で、価値観の一致や相性を重視する傾向がある。形式にとらわれず、事実婚や再婚への理解も徐々に広がっている。
- お金の価値観:結婚後の経済的自立を重視し、共働きを前提とした家庭運営が一般的。家計の管理方法は夫婦で話し合う必要性が高まっている。
- 夫婦観:共に助け合いながら生活する「対等なパートナーシップ」が理想とされており、家事・育児の分担を重視する傾向が全国的に広まっている。
- 親の干渉:両地域ともに、若い世代では「夫婦の意思を優先したい」と考える人が増えており、親世代との価値観のズレを感じる場面も共通して存在。
- 子育て:安心して子育てできる環境づくりを重視。保育所・教育環境への関心が高く、自治体の子育て支援制度に関心を寄せている点も共通している。
沖縄と札幌は文化や気候の違いがあるものの、結婚や家庭に関する価値観には共通点も多く見られます。
あくまで、一般的な特徴に過ぎないので「しっかり相手を見る」「自分をさらけ出す」ことで自然体で理想の相手を見定めましょう。
【まとめ】その他の価値観の違い
もちろん個人差がありますのでご参考までに。
札幌 | 沖縄 | |
結婚年齢 | 全国平均と同程度。30代前半〜中盤での結婚が多く、晩婚傾向もみられる。 | 比較的早め(全国平均よりやや若い)。20代後半〜30代前半が中心。 |
結婚式の規模 | 比較的シンプルで少人数制が多い。身内中心やレストランウエディングも一般的。 | 非常に盛大。200〜300人規模の「披露宴」が主流。親戚・職場・地域のつながりも重視。 |
結納・結婚準備 | 結納は省略することも多く、合理的・実用的な準備を好む傾向がある。 | 結納や挨拶・儀式に重きを置く家庭が多く、地域の風習を尊重する傾向が強い。 |
新居の傾向 | 核家族が基本で、親元から独立した場所に住むのが一般的。 | 親との同居や実家の近くに住むことが多く、家族の支援を重視。 |
親族の関与 | 親族の干渉は控えめで、「個人・夫婦単位」での意思決定を尊重する文化がある。 | 結婚・出産・子育てに親族が深く関わることが多く、「家同士の結びつき」としての結婚観が強い。 |
経済状況(収入・貯蓄) | 全国平均に近く、共働きで安定した生活を目指す家庭が多い。貯蓄や資産形成に対する意識も高め。 | 平均収入が全国最下位レベルで、貯蓄額も少なめ。親からの援助が前提になるケースも。 |
恋愛・婚活の傾向 | 婚活サービスやマッチングアプリの活用が一般的。合理的にパートナーを探す傾向がある。 | 地元での自然な出会い(紹介・職場など)が中心。婚活サービスの利用は増加中だがまだ慎重な傾向。 |
夫婦の役割 | 男女平等の意識が強く、夫婦間での役割分担や育児参加が進んでいる。共働きが基本スタイル。 | 男性が外で働き、女性が家庭を守る意識が根強いが、若年層では共働き志向や役割分担も増加中。 |
沖縄での婚活のポイント

沖縄に詳しい友人・知人に聞くのが早いという事もありますが、個人的な先入観が入っていることも少なくありません。なので結婚相談所などを利用し専門家に聞いてみることもアリかもしれません。またお祭りやイベントに積極的に参加し、地域の文化や雰囲気に触れることも大切です。
出会いの場を知る

沖縄は札幌ほど婚活イベントが多くありませんが、地域に根ざした出会いの場が存在します。
出会いの場の例
結婚相談所:沖縄でも結婚相談所を利用する人は増えています。移住者向けのマッチングを行っている相談所を活用するのも良い方法です。
地域のイベント:伝統的なお祭りやスポーツイベントに参加することで、自然な形で出会いを見つけることができます。
趣味のコミュニティ:ダイビング、マリンスポーツ、ヨガなどの趣味を通じて出会うケースも多いです。
沖縄の婚活事情を理解しよう

沖縄では、知人や親族の紹介で結婚相手と出会うことが多いため、移住者は人間関係を積極的に築くことが大切です。結婚相談所を利用する場合でも、沖縄の文化に理解のある相談所を選ぶとスムーズに進みやすいです。また、移住者同士の婚活イベントに参加するのもおすすめです。共通の悩みや目標を持つ相手と出会いやすく、理解し合いやすくなります。
結婚後の沖縄生活のポイント

札幌と沖縄で大きく異なる点として、経済的な面やイベント、親族との関わり方が挙げられます。
仕事と生活のバランスを考える

沖縄は札幌と比べて平均年収が低いため、共働きが前提になることが多いです。そのため、以下の点を考慮する必要があります。
ポイント
移住前に仕事を確保する:リモートワークや転職を視野に入れ、安定した収入を得られる環境を整える。
生活コストを理解する:札幌より家賃は安いものの、輸送費の関係で食費・日用品などが高くなることも。
移住者のお声を伺うと皆さんまずはお給料と生活費について驚かれる方が多いです。お給料は、転職で沖縄に就職される方は事前に下調べを徹底しましょう。また生活コストも家賃は低い傾向にありますが、生活コストはトータルすると札幌とあまり変わらないとの声も多く耳にします。沖縄では車が生活の足として必須であることが多く、購入資金、維持費(車検・ガソリン・駐車場)、税金、保険も発生します。さらに沖縄ではすべての物資に輸送コストが掛かるため日用品も高い傾向があります。
家族・親族との関係を築く

沖縄では家族や親戚との関係が重要視されます。結婚すると親族の集まりに参加する機会が増えるため、地元の文化や習慣を尊重する姿勢が求められます。例えば、沖縄独自の「お盆(旧盆)」や「正月の親族集まり」など、家族イベントが多いことを理解しておくとよいでしょう。その変化を楽しむ事ができると親族との距離も自然と縮まっていきます。
地域社会に溶け込むために

近年の沖縄では都市部を中心に札幌に近い価値観も広まりつつありますが、まだまだ地域とのつながりを大切にする文化が根付いています。
ポイント
ご近所付き合いを大切にする
地域の行事に参加する
地元の習慣を学ぶ
ご近所付き合いについて、沖縄でも地域差もありますが基本的にすれ違ったら立ち話になったり、沖縄県民に悪気はないですが個人的なことをガツガツ聞かれることもあります。それだけ人に興味を示す県民性でもあります。
札幌から沖縄移住と結婚を両立させるために

札幌から沖縄移住と結婚を両立させるためには、移住の目的を明確にし、事前に沖縄の結婚観や生活スタイルを理解しギャップを埋めておくことも大切です。結婚相談所を活用しながら、現地の文化に溶け込み、理想のパートナーを見つけることが成功のカギとなります。
「沖縄移住と結婚を両立させたい」と考えている方は、ぜひ当相談所にご相談ください。ソアポルテでは男女のカウンセラーがあなたの婚活をサポートします。男性目線、女性目線の両方があるため、同性ならではの共感力や素直な気持ちでお話できるという事はもちろん、異性カウンセラーから見た客観的な意見など、同性同士では気づけないあなたの一面を引き出すことができます。あなたの理想の移住婚をわたしたちと実現しましょう!
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